アパグループは3月19日、「アパホテルプライド〈国会議事堂前〉」(東京都千代田区永田町)をザ・キャピトルホテル東急の隣接地に開業した。首相官邸のはす向かいの立地で、国会議事堂、日枝神社などが窓から望める客室も多い。
17階建てで総客室数は500室。全室を禁煙室とした。最上階の17階には人工温泉の大浴場と露天風呂も備えた。正面入り口側敷地内には、千代田区コミュニティサイクル「ちよくる」のサイクルポートを設置した。
開業記念式典に先立つ記者会見でアパグループの元谷外志雄代表は同社の業績について触れ「2018年のグループ決算は経常利益362億円となりホテル業界では1位。ここ数年でインバウンド宿泊客比率も上昇し、全体では25%程度。東京都心では50~70%で、ホテルによっては80%に達する日もある」と語った。
収益力の高さについては「(デイユースもあるため)稼働率はほぼ100%。ポイント還元率11%のアパホテル会員が1500万人おり、直予約が多い。会員の出張需要等で平日が埋まり、インバウンドや観光需要で週末が埋まる好循環となっている」と説明した。
開業記念式典の様子